月夜野きのこ園

名人Shihoプロフィール
Shiho
月夜野きのこ園 クワカブ飼育担当
クワカブ歴50年、経験種数400種超! 「名人Shiho」として親しまれ、TBS「Nスタ」やNHK前橋に昆虫ハンターとして出演経験も。

2003年より飼育日記を執筆中。本格飼育30年の経験を活かし、YouTube「月夜野クワカブch」では月2回のライブ相談室も開催しています。


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シャムゴホンヅノカブトの飼育【幼虫飼育&産卵方法】【Shiho的見解:2021年度版】

シャムゴホンヅノカブト

今回はゴホンヅノカブト種の中の一つ、シャムゴホンヅノカブトの飼育方法についてご紹介したいと思います。

 


【シャムゴホンヅノカブト♂参考画像】

 


【シャムゴホンヅノカブト♀参考画】

 

【飼育種】
和名:ゴホンヅノカブト
学名  Eupatorus siamensis

産地:タイ

 

ゴホンヅノカブト種の中の一つ、シャムゴホンヅノカブトです。

通常の基本種とも呼ばれているゴホンヅノカブトとは違い、こちらは色合いも茶褐色一色。

独特な風貌が可愛く人気は高いですが、流通は少なめです。

幼虫飼育は容易な方ですが、基本種であるゴホンヅノカブトと同様に産卵に少しクセがあります。

 

 

★★幼虫飼育★★

幼虫飼育は、私は以下の様な方法で行っています。

 

【使用するお勧めエサ】
きのこマット、完熟マット、
【使用する容器】
♂♀:1400~1800cc程度のブロー容器
【エサ交換回数】
♂:途中4~5回程度
♀:途中3~4回程度
(※マットの痛み、劣化、エサの減り具合により誤差あり)
【設定管理温度】
23~25℃前後
【マット水分量】
適量(手で握って土団子が出来き、指の間から水が染み出ない程度)
【羽化までにかかるおおよその時間】
(※ 通年23~25℃前後での管理下)

♂:約13~15ヶ月程度
♀:約13~15か月程度
(※ 管理温度、エサ、湿度、幼虫の大きさにより誤差あり)

 

幼虫飼育は比較的簡単で、エサ(マット)さえ切らさなければすくすくと育ってくれます。

管理温度にもよりますが、過去の飼育では23~25℃前後の管理下(きのこマット、完熟マット使用)で約1年弱程程で羽化してくれます。

コーカサスのように角が小型になる傾向は低く、しっかりとした立派な角で羽化してくれる傾向があります。

 

 

★★産卵方法★★

 

次に産卵セット方法ですが、私は以下のような方法で産卵セットを組んでいます。

 

【産卵にお勧めのマット】
黒土マット、完熟マット
【セット期間】
開始~約1ヶ月半から2ヵ月程度
採卵する場合は約2~3週間に一度の採卵
【産卵に使用するケース】
クリーンケースLサイズ程度
【産卵管理温度】
25~27℃前後
【マット水分量】
適量(手で握って土団子が出来き、指の間から水が染み出ない程度)

 

 

【セット方法】


ケース底面を固くつめ(ケースの3/5位、上部2/5はフンワリと敷き詰めます)

 

セット方法は図示すると以下の様な感じです。

 

産卵は少しクセがあり、環境が気に入らないとなかなか産み渋ることがあります。

産卵数もそこまで多くはありません。

現地では竹林地帯に生息しているらいので、竹(バンブー)が原料の腐葉土を等を使用して産卵させるのも一つの方法で、昔(まだ黒土マットが販売されていなかった頃)は親戚の竹林林の腐葉土を貰って産卵に使用していたこともありました。

今ではデータ取りという役目もありますので、黒土マットメインで産卵させております。産卵数はヘラクレス等と比べると多くはありませんが、20~30卵(幼虫)の産卵には成功しております。

 

【採卵した卵の管理方法:例】

採卵した場合は、あくまで私のやり方ですが、上記のようにケースに穴をつくって卵を落とし込み、その上をマットで軽く覆います。

有精卵ならば孵化率も悪くなく結構沢山の幼虫が取れます。

 

【採卵せず放置しておての割り出しの場合】

マットの劣化なども見られなければ、数か月(~2か月位)放置しておいて産卵セットを解除するのも良いと思います。

人間の手で採卵管理しているのと違い、ほぼ自然な状態で孵化するので孵化率も高くなると考えます。

 

上手くいけばゴロゴロした多数の幼虫が見られる可能性も高いでしょう。(※参考画像)

 

 

如何でしたでしょうか?

今回はシャムゴホンヅノカブトの飼育方法についてご紹介させて頂きました。

産卵は少々クセがありますが、幼虫まで取れてしまえば幼虫飼育は国産カブトムシと同様の飼育で育ちます。

皆様も是非機会がありましたら、一度飼育してみては如何でしょうか?(^^)

 

※ この日記で紹介したやり方や考え方はあくまで私:Shiho個人の考え方によるもので、それを押し付けるものではございません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです ※

 

※ この飼育日記では過去にも同じ種類について飼育方法をご紹介しておりますが、過去で取り上げたデータと新しく公開したデータとでは、エサの種類、管理温度、羽化までにかかる日数などに差異が見られる場合がございます。

 

これは飼育をやりながら、私個人のやり方や考え方が変化しているということですので、今現在での私のやり方や考え方を参考にして頂くならば、一番最新の日付のデータをご参考にして頂けますと幸いです。ご了承下さいませ m(_ _)m

icon 使用した菌糸・発酵マット
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