月夜野きのこ園

名人Shihoプロフィール
Shiho
月夜野きのこ園 クワカブ飼育担当
クワカブ歴50年、経験種数400種超! 「名人Shiho」として親しまれ、TBS「Nスタ」やNHK前橋に昆虫ハンターとして出演経験も。

2003年より飼育日記を執筆中。本格飼育30年の経験を活かし、YouTube「月夜野クワカブch」では月2回のライブ相談室も開催しています。


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〒376-0132 
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Tel:0277-74-6441

※基本月曜が休園です。詳しくはHPでご確認下さい

有限会社 月夜野きのこ園
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※基本日曜祝日が休園です。詳しくはHPでご確認下さい

クワガタ野外採集記(昆虫採集記)2016年昆虫が集まる木を知っておこう「まとめ編」

野外で昆虫を採集するには、どんな木に昆虫が集まるかを知っていなければ、昆虫採集、特に樹液採集においては難しいと考えます。

2015年のシーズン終了辺りから、「クワガタ、カブトムシが集まる木(採れる木)」として9回に分けて調べたデータを公開させて頂きました。

本来当初は今回のように一つの記事で一気にご紹介する予定でしたが、あまりにも記事が長くなりすぎた為、分割して9回に分けてご紹介しました。

少しずつみるのが面倒だという方は、こちら「まとめ編」から一気にご覧下さいませ。

ただ、記事が長い事をあらかじめご了承下さいますようお願い申し上げます。

 

 

 

「クワガタ、カブトムシが採れる(集まる)木」

 

では、私:Shihoが採集しているフィールドで撮影した実際の木の画像などを元にご紹介してみたいと思います。

 

 

★★★クワガタ、カブトムシが集まる木★★★

 

【クヌギ】

 

IMGP3792
クヌギの全体像

 

IMGP3793
クヌギの葉

 

IMGP3786
クヌギの葉:表側

 

IMGP3788
クヌギの葉:裏側

 

IMGP3790
クヌギの樹皮

 

<Shiho採集実績>

オオクワガタ、ヒラタクワガタ、ミヤマクワガタ、
ノコギリクワガタ、コクワガタ、スジクワガタ、
カブトムシ、カナブン、クロカナブン、アオカナブン

 

クヌギ。クワガタムシ、カブトムシが集まる木としては全国的に最も有名な木の一つではないでしょうか?

樹皮表面はゴツゴツとしていて、肉厚。樹液も濃厚で、発酵するとかなり強めの甘酸っぱい発酵した臭いがします。この木が流す樹液は強烈で、遠くまでかなりの臭いがします。

 

IMGP5787
クヌギの樹液。発酵した甘酸っぱい強烈な臭い

 

IMGP6304
同じくクヌギの樹液:白っぽい所が樹液が煮詰まっている箇所

 

また台場クヌギと呼ばれるゴツゴツといびつな形をしたクヌギは、人の手で伐採~成長~伐採と繰り返した為、いびつな形になり、木の穴(ウロ)が出来ている事も多く、オオクワガタやヒラタクワガタの格好の住処ともなっているようです。

 

IMGP3804
台場クヌギではありませんが、クヌギのウロ(穴)

 

上記画像は人の手が加わって形成された台場クヌギではありませんが、クヌギのウロ(穴)。中からはしっかりと樹液が出ています。こいいう場所にウロ(穴)を好んで潜むオオクワガタやヒラタクワガタ、コクワガタが入っている場合が多いです。

 

クヌギの樹皮裏に集まるミヤマペア、他
クヌギの樹皮裏に集まる昆虫達

 

 

クヌギ16
クヌギの樹液に集まる、ノコギリクワガタ、カブトムシ

 

全国的にみても言わずと知れたクワガタ、カブトムシ採集の木のエース格、クヌギ。まずはこの木を探してみると良いかもしれません。

 

 

【ハルニレ】

 

IMGP4031
ハルニレの全体像:1

 

ハルニレ0
ハルニレの全体像:2

 

IMGP4032
ハルニレの葉

 

IMGP4033
ハルニレの葉:表側

 

IMGP4034
ハルニレの葉:裏側

 

IMGP4035
ハルニレの樹皮

 

IMGP4060
樹液を流すハルニレの木

 

<Shiho採集実績>

オオクワガタ、ヒラタクワガタ、ミヤマクワガタ、
ノコギリクワガタ、コクワガタ、スジクワガタ、
ネブトクワガタ、アカアシクワガタ、カブトムシ、
カナブン、クロカナブン、アオカナブン

 

私の通うフィールドでは大活躍のニレの木。
詳しく調べてみると、ニレの中の「ハルニレ」という名称らしいです。近縁種にアキニレというのもありましたが、私がよく採集しているのは、おそらくハルニレだと思います。間違っていたらゴメンなさい。m(_ _)m

特徴は桜の葉のような葉っぱ。表面はツヤもなくザラザラとしている。樹液も良く出てほどよく発酵し、様々なクワガタムシ、カブトムシを引きつけます。

自然に放置されたハルニレの木はとても大きく育ち、ボクトウガなどによって穿孔され続け、木の穴(ウロ)が出来ている事も少なくありません。そこでは大型のヒラタクワガタや、時にはオオクワガタも入っていることもあります。

勿論木の穴(ウロ)だけではなく、枝先や樹皮裏、幹などにもクワガタムシやカブトムシが付きます。

 

IMGP5553
ハルニレの木の枝先に付くノコギリクワガタの♂♀

 

IMGP5636
若いハルニレの木の幹に付く昆虫たち

 

IMGP4229
ハルニレの樹皮裏に隠れるヒラタクワガタ♂

 

IMGP6649
細いハルニレの樹液を舐めるカブトムシ

 

ハルニレ17
ハルニレの樹液酒場でハーレム化するヒラタクワガタ達

 

地域によってはハルニレはあまり見られない所もあるらしいですが、私にとってはクヌギの木よりもこちらのハルニレの木の方がエース格と言っても過言ではありません。

 

 

 

【コナラ】

 

IMGP3866
コナラの全体像

 

コナラ樹皮1
コナラの樹皮

 

コナラ10
コナラの葉

 

コナラ12
コナラの葉:表側

 

コナラ13
コナラの葉:裏側

 

<Shiho採集実績>

ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタ、コクワガタ、
スジクワガタ、アカアシクワガタ、カブトムシ、
カナブン、アオカナブン

 

私の中ではハルニレ、クヌギの強力ツートップに次点に当たる木、コナラです。

コナラはあくまで私の感覚ですが、先に紹介したクヌギ、ハルニレと比べると、樹液的には若干ですが薄くさらっとした印象があります。でも時には下記画像のように樹液が噴出している所もあり、甘酸っぱい発酵臭がします。

クワガタムシ、カブトムシを引き付ける力は強力!木の穴(ウロ)で採れるというよりも、木の枝や幹についているといったような感じでしょうか。よってルッキング採集や蹴り採集がメインの採り方となります。

 

IMGP5645
コナラの木の樹液に付く昆虫たち

 

IMGP6020
コナラの樹液に来たノコギリクワガタ♂

 

またコナラは平地~比較的標高の高い場所でも幅広く見かけます。このような木を見つけた場合は、とりあえずチェックしてみて下さいませ。

 

 

【ミズナラ】

 

ミズナラ1
ミズナラの全体像

 

ミズナラ6
ミズナラの樹皮

 

ミズナラ2
ミズナラの葉

 

ミズナラ3
ミズナラの葉

形はコナラに似るがコナラより葉は大きい。
色もコナラより心なしか少し明るめ。

ミズナラ4
ミズナラの葉:表側

 

ミズナラ5
ミズナラの葉:裏側

 

<Shiho採集実績>

ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタ、コクワガタ、
スジクワガタ、アカアシクワガタ、カブトムシ、
カナブン、アオカナブン

 

ミズナラ。コナラより少し標高が高い所で多く見られる傾向があります。

私が通う採集フィールドでは、生えているもののそこまで数は多くなく、見かけるのはコナラの方が多いです。

しかしクワガタは集まります。採集実績はコナラとほぼ同じ種類ですが、ミズナラではミヤマクワガタが多く採れます。

樹液の出はコナラと似ていて若干ですが薄くさらっとした印象があります。でも時には荒い樹皮の割れ目などから樹液が噴出している所もあり、甘酸っぱい発酵臭がします。

コナラ同様、木の穴(ウロ)で採れるというよりも、木の枝や幹についているといったような感じでしょうか。よってルッキング採集や蹴り採集がメインの採り方となります。

 

 

【シラカシ】

 

シラカシ2-1
シラカシの全体像

 

コナラの樹 樹皮
シラカシの樹皮

 

コナラの葉・表
シラカシの葉:表側

 

コナラの葉・裏
シラカシの葉:裏側

 

<Shiho採集実績>

ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタ、コクワガタ、
カナブン、クロカナブン

 

カシの木の種の中のシラカシです。
樹液の質はにじみ出るような感じで、サラッと薄い印象があります。

 

IMGP5789
樹液がにじみ出ているシラカシの木

 

シラカシ樹液1
木の根元部分から樹液が出ているシラカシの木

 

シラカシの木は公園や神社などによく植えられており、時間が経つと結構な大木に育ちます。

私が通うフィールドにあるシラカシでは蹴ると主にノコギリクワガタが落ちて来ることが多いです。実際先日夜に採集に行った際、樹液にノコギリの大歯♂が付いて樹液を舐めていました。その他ではコクワガタ、ミヤマクワガタも採れる事があります。

 

シラカシ10
シラカシの樹皮から染み出る樹液に付くノコギリ♂
(ノコのアゴ下の白っぽいのが樹液です)

 

また他の場所では、シラカシの周りには沢山のクヌギの木もありました。さすがにクヌギの木の樹液パワーには適わないようで、ほとんどのクワガタ、カブトムシはクヌギの樹液に付いていました。

でもその時もノコギリクワガタが2頭ほど付いていましたので、クワガタ、カブトを引き付ける樹液は間違いなく出すようです。とりあえずシラカシを見つけたら、まずはルッキングしてみると良いと思います。

 

 

 

【アラカシ】

 アラカシ2-1
アラカシの全体像

 

アラカシ2-2
アラカシの樹皮

 

アラカシ2
アラカシの葉

 

アラカシ2-4
アラカシの葉:表側

 

アラカシ2-5
アラカシの葉:裏側

 

<Shiho採集実績>

ノコギリクワガタ、コクワガタ、カナブン

 

シラカシと同様、カシの木の種類、アラカシです。全体像、樹皮などほとんどシラカシと酷似しますが、葉っぱの形(鋸歯の位置)が若干異なるようです。

樹液はシラカシ同様ににじみ出るような感じで、サラッと薄い印象。木の個々の差もあるでしょうが、あくまで私が見てきた感じでは、アラカシよりもシラカシの方がまだ樹液力が強いような感じを受けました。でもそれも地域差や個体差があると考えます。

とはいえ、こちらも採集実績はあります。
種類的にはノコギリがよく付いています。

 

 

【タチヤナギ】

 

IMGP5627
タチヤナギの全体像

 

IMGP5629
タチヤナギの樹皮

 

IMGP5632
タチヤナギの葉:表側

 

IMGP5633
タチヤナギの葉:裏側

 

<Shiho採集実績>

ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタ、コクワガタ、
スジクワガタ、ヒラタクワガタ、アカアシクワガタ、
カブトムシ、カナブン、アオカナブン

 

タチヤナギの木。標高の低い場所~標高の高い場所まで幅広く見られます。河川敷や山間の川沿いに生えていることが多いですね。

ヤナギの木は日本には約30種類もあるそうです。良く知られていて有名なのはシダレヤナギですが、私がいつも採集するのはこのタチヤナギという種類です。

 

このタチヤナギの木、クワガタ、カブトムシはよく集まります。
標高の低い河川敷などではヒラタクワガタやカブトムシ、ノコギリクワガタなどをよく見かけます。

ある程度標高のある(標高約300m位)山間の川沿いでもよくタチヤナギを見かけます。その辺りではミヤマクワガタを中心にノコギリクワガタ、スジクワガタ等をよく見かけています。

更に標高の高い場所にあるヤナギの木ではヒメオオクワガタやアカアシクワガタなども捕獲出来るようです。全国的にもよく生えている木ですので、覚えておいて損は無いはずです。

 

 

 

【クリ】

 

IMGP4363
クリの全体像

 

 

クリ6
クリの樹皮

 

クリ2
クリの葉

 

IMGP4364
クリの木の葉:表側

 

IMGP4365
クリの木の葉:裏側

 

クリ8
クリの実

 

<Shiho採集実績>

ノコギリクワガタ、コクワガタ、
カブトムシ、カナブン

 

 秋の味覚の一つでもある、クリ(栗)。この木も立派な広葉樹の木で、あまりメジャーではないかもしれませんが、クワガタ、カブトムシが集まる木の一つでもあります。

樹液が出ている所になかなかお目にかかりずらく、出ていたとしても樹液的には少し薄い(弱い)感じがます。それでも周りに強烈な樹液が出ている木がなければ集まってくることもあります。

ただしクリ(栗)の木はほとんどが人為的に植えられている事が多いので、そのような場所に無断で採集していると持ち主に怒られてしまうことがあるので、注意が必要です。

 

 

 

【アカメガシワ】

 

 アカメガシワ20
アカメガシワの全体像

 

アカメガシワ1
アカメガシワの葉の群生

 

アカメガシワ22
アカメガシワの樹皮(大型木)

 

アカメガシワ2
アカメガシワの若木の樹皮

 

アカメガシワ9
アカメガシワの葉:表側

 

アカメガシワ10
アカメガシワの葉:裏側

 

アカメガシワ6
真っ黒いアカメガシワの実

 

<Shiho採集実績>

ノコギリクワガタ、ヒラタクワガタ、コクワガタ、
カブトムシ、カナブン、クロカナブン

オキナワノコギリ、
オキナワヒラタ(沖縄やんばるにて)

 

クヌギやニレなどに慣れている私にとっては少し変わった感じがする木です。木自体もそんなに大きくないものも多く、枝別れした辺りからよく樹液が出ているのを見かけます。

沖縄では樹液採集をする時はミカンの木とアカメガシワの木をよく見ます。実際私も沖縄に行った時、やんばるというところで、アカメガシワの木についているオキナワノコギリとオキナワヒラタを採集した事があります。沖縄では樹液採集をする場合、主力の木だとも言えます。

 

アカメガシワ14
アカメガシワの樹液を舐めるカブトムシ♂

 

樹液の質はさらりとしたような感じで、黒っぽくにじんでいる事が多いです。周りに強力な樹液を出す木が無い場所などでは結構クワガタムシ、カブトムシが集まって来ます。時には大きなヒラタクワガタが来ているのを見たことがありました。なかなか侮れない木だと思います。

 

 

【タブノキ】

 

タブ2
タブノキの全体像

 

タブ3
タブノキの樹皮

 

タブ4
タブノキの葉と実

 

タブ6
タブノキの葉の表側

 

タブ7
タブノキの葉:裏側

 

タブ8
タブノキ:実

 

<Shiho採集実績>

ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタ、
コクワガタ、カナブン

 

数年前に行ったポイントに大きなタブノキの木があり、そこにミヤマ、ノコ、コクワガタなどがついていました。枝先というよりは木の幹の樹皮よりにじみ出てくるような薄い樹液をかろうじてなめているといったような印象を受けました。

タブノキの木はかなり大きくなり、かなり上の方にクワガタが付いている場合もあります。蹴ったら落ちて来たことでクワガタがいるという事が分かる事もしばしば。しかしとても大きくて頑丈な木が多いので、蹴って木を振動させるには骨が要ります。樹液の臭いはあまりなく、あっさりとした印象があります。

 

 

【イタヤカエデ】

 

イタヤカエデ15
イタヤカエデの全体像

 

イタヤカエデ6
イタヤカエデの樹皮

 

イタヤカエデ8
イタヤカエデの葉

 

イタヤカエデ2
イタヤカエデの葉:表側

本州産のカエデ類の中で唯一鋸歯(葉のギザギザ)がないのが特徴

 

イタヤカエデ3
イタヤカエデの葉:裏側

裏側を見てみると、基部だけに毛の固まりがある

 

イタヤカエデ4
裏側の拡大画像、基部に毛の固まりがある

 

<Shiho採集実績>

ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタ、コクワガタ
カナブン、アオカナブン、クロカナブン

 

イタヤカエデ。もう10年以上前に友人に教えられ行っていた採集ポイントの一つに何本か生えていました。そこは近くにお寺があって、境内ではありませんでしたが、道沿いにイタヤカエデの木がありました。

葉っぱがもみじみたいな形をしているので、この様な木でクワガタが付いているのか半信半疑でしたが、よく見るとミヤマクワガタ、ノコギリクワガタが樹皮表面や枝ににじみ出ている樹液を舐めに沢山付いていたのを思い出します。

 

イタヤカエデの葉はもみじのような形をしています。本州産のカエデ類の中で唯一、鋸歯(葉のギザギザ)がなく、縁取りはつるっとして波打っているのが本種の特徴です。

また葉を裏返すと根元(基部)の部分に毛の固まりがあります。樹液は舐めると甘いです。カエデ(この場合サトウカエデという種らしい)の樹液は、ホットケーキ等にかけるメープルシロップの原料になるらしいので、その仲間の木ならば甘いのもうなずけます。

 

イタヤカエデ10
イタヤカエデの樹液を舐めるクロカナブン

 

今の私の採集はハルニレ、クヌギ中心に見ていますが、イタヤカエデ、侮れない木の一つだと思います。見かけた時は要チェックです。

 

 

【ケンポナシ】

 

ケンポナシ6
ケンポナシの若木の全体像

 

ケンポナシ2
ケンポナシの樹皮

 

ケンポナシ3
ケンポナシの葉

 

ケンポナシ4
ケンポナシの葉:表側

 

ケンポナシ5
ケンポナシの葉:裏側

 

 

<Shiho採集実績>

ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタ、コクワガタ、
カブトムシ、カナブン、アオカナブン、クロカナブン

 

ケンポナシの木、実は私が知っているこの木のあるポイントは2ヶ所しかありません。しかも樹液が出ているポイントは1ヶ所だけ。

よって採集回数もその場所だけで、2~3回程しかこの木で採集したことしかありませんが、その時はカブトムシがかなり沢山採れました一回の採集で20頭近く。

そ の場所は3~4本まとまってケンポナシが生えていましたが、どのケンポナシの木も樹液の出も良くカブトムシがついていました。他にはノコギリ、ミヤマクワガタ、コクワガタ、などが数頭ですがついていました。カナブンは多数いました。樹液は結構濃く、樹皮裏から出ていた樹液はかなりの発酵臭がありました。

上記画像で紹介してるケンポナシの木は、その後別の場所で見かけたケンポナシです。残念ながら若木ゆえそこまで大きく育っておらず、樹液も出ていませんでした。

しかし樹液が出ていたケンポナシ木は印象があまりにも強烈でした。ケンポナシの木、今後見かけたら要注意ですね。

 

 

ここまでが、私自身、実際にその木に出逢って採集したことのある実績とデータです。
全国にはまだその他、クワガタムシ、カブトムシが集まる木が沢山あります。私自身はまだそれらの木にもお目にかかっていないか、あるいは見過ごしてしまっているかですが、クワガタムシ、カブトムシが集まり、採集できるという木を全てではありませんが、私なりに調べ上げた分だけでもご紹介しておきます。

 

 

【スダジイ】

 

スダジイ大1
とてつもなく大きなスダジイの全体像

 

スダジイ1
小さなスダジイの若木の全体像

 

スダジイ2
スダジイの葉:表側

 

スダジイ3
スダジイの葉:裏側

 葉の裏が黄金色っぽく見えます。

スダジイ4
スダジイの葉:表側

 

スダジイ5
スダジイの葉:裏側

 

スダジイ6
スダジイの樹皮

 

<Shiho採集実績>

なし

 

スダジイと聞くと、私は沖縄でのマルバネ採集を思い浮かべます。マルバネクワガタは夜間シイの木に付くそうで、その話は有名です。

スダジイはかなり大きくなり、巨木になることでも有名です。ただ私は残念ながら樹液が出ているのをあまり見たことがありません。本土での一般的なクワガタ、カブトムシ採集においてはあまり採れた話は聞かず、実際私も残念ながらスダジイの木で採集した経験はありません。

一般的なクワガタムシ、カブトムシならばあまりお勧めの木とは言えませんが、逆にマルバネクワガタに関して言えばかなりお勧めの木になるのではないかと思います。

 

 

【ヤシャブシ】

 

ヤシャブシ1
まだ若木のヤシャブシの全体像

 

ヤシャブシ2
ヤシャブシの若木の樹皮

ヤシャブシは老木になると縦横に不規則な割れ目が入るそうですが、このヤシャブシの木はまだ若い為、その兆候が見られないようです。

 

ヤシャブシ11
ヤシャブシの葉と実

 

ヤシャブシ6
ヤシャブシの葉:表側

 

ヤシャブシ7
ヤシャブシの葉:裏側

 

ヤシャブシ5
ヤシャブシの実

 

ヤシャブシ8
ヤシャブシの熟した実

 

<Shiho採集実績>

なし

 

ヤシャブシ、私が通うフィールドにも良く探してみたらありました。結構な数があったのですが、正直今までこのヤシャブシでクワガタを採集した事がありません。

私が採集するポイントではハルニレ、クヌギ、コナラ等と、強力な樹液を出す木が多数存在するので、クワガタ達はどうしてもそちらの方に集まってくるようです。

ヤシャブシは標高の高い場所でも生えているそうなので、ヤシャブシの木でクワガタを狙うのならば、少し標高を上げて、ハルニレやクヌギなどの木が無い場所にあるヤシャブシの木を探してみるとクワガタ達がついている可能性が高いのではないでしょうか?

 

 

 
【アベマキ】

 

アベマキ1
アベマキの全体像

 

アベマキ3
見た感じはクヌギに似ている

 

アベマキ4
アベマキの樹皮

 

アベマキ5
アベマキの葉と実

 

アベマキ7
アベマキの葉:表側

クヌギの葉と似ているが、クヌギと比べると若干丸みを帯びている

 

アベマキ8
アベマキの葉:裏側

裏側は微毛が生え、クヌギの葉と比べると白っぽい

 

アベマキ9
アベマキの実

 

<Shiho採集実績>

なし

 

アベマキの木。今回調べるまでこの木を実際見た事がありませんでした。私が通う採集フィールドでもお目にかかる事もありませんので、当然この木でクワガタ、カブトムシを採集した事はありません。

しかし調べてみると、地域によっては生えている所も多いらしく、樹液の出も質も良く、クワガタ、カブトムシもよく集まってくるようです。

良く見てみると確かにクヌギに良く似ていて、樹液が出ていればクワガタ達が集まって来そうな雰囲気をしています。樹皮はゴツゴツとして荒く、コルク層も厚そうです。手で押すと弾力があります。

もし皆さんの採集フィールドにあったならば、是非チェックして見て下さいませ。

 

 

【カシワ】

 

カシワ1
カシワの全体像

 

カシワ3
カシワの樹皮

 

カシワ5
カシワの葉

 

カシワ6
カシワの葉:表側

鋸歯は丸くギザギザにはならない

カシワ7
カシワの葉:裏側

裏は白っぽい。表も裏も微毛が生えている。

 

<Shiho採集実績>

なし

 

カシワの木。5月5日の端午の節句にお供えされる「かしわ餅」の葉で使用されます。今回色んな木を調べていき、途中人の話を色々と聞きました。その中でご年 配の方達が「カシワの木でよくカブトムシが採れるよなー」との話を何人かの方に聞き、今回紹介してみることにしました。

実際ネットでも調べてみると、やはりカシワの木での採集実績はあるらしいです。私も実際カシワの木は見たことがなかったのですが、幸運なことにある公園で見つけることが出来ました。

樹皮&葉はミズナラの木によく似ています。ミズナラの葉のギザギザ(鋸歯)がないバージョンといった感じでしょうか。

地域によってはかなりお勧めの木の一つになるかもしれません。私も今後採集に出かけた時は気を付けて見てみようと思います。

 


【オニグルミ】

 

オニグルミ1
オニグルミの全体像

 

オニグルミ3
オニグルミの樹皮

 

オニグルミ9
オニグルミの葉

 

オニグルミ10
オニグルミの葉:表側

 

オニグルミ11
オニグルミの葉:裏側

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
オニグルミの実

 

<Shiho採集実績>

なし

 

オニグルミの木。
山沿いの沢や渓流、河川敷などに多く見られる。樹液はさらりとしてにじみ出るような感じ、樹皮が黒っぽくなってる所は樹液が出ている可能性が高いです。

全国的にもクワガタ、カブトムシが集まる木としてもかなり有名らしいですが、お恥ずかしい話、私の採集実績はありません。私が通う採集フィールドでは全く見かけない木でもあります。というか見落としているだけかもしれませんが・・・・。

川に実(種)を落として、水流を利用して種を遠くまで運んで生息範囲を広げるらしいのです。凄いですね。自然と言うのは良く出来ているものだな~と感心させられます。

川の近くで採集する時にはこの木もチェックして見ると良いかもしれません。

 

 
【ユリノキ】

 

ユリノキ2
ユリノキの全体像

 

ユリノキ4
ユリノキの樹皮

 

ユリノキ3
ユリノキの葉

 

ユリノキ5
ユリノキの葉:表側

 

ユリノキ6
ユリノキの葉:裏側

 

<Shiho採集実績>

なし

 

ユリノキ。北米原産の外来種。公園樹や街路樹としてよく植えられているらしいです。樹液が出ている所にはクワガタ、カブトムシも集まる事もあるらしいです。

外来種ゆえ、日本の雑木林などに自生することはなく、私も採集フィールドではお目にかかったことはありません。今回、クワガタが集まる木の事を調べていて初めてお目にかかりました。

葉もとても大きく、木自体もかなり大きくなるそうです。実際この画像のユリノキも30mほどありました。

 

何本か見ていったところ、樹液が出ているユリノキを発見しました。

ユリノキ7
ユリノキの樹液

ふむふむ、こんな感じで樹液は出るんですね。

残念ながらこの樹液には何も集まっていませんでした。

葉が特徴のある形をしているので分かりやすいと思います。見かけたら一応チェックしてみると良いでしょう。

 

 
【ケヤマハンノキ】
【サイカチ】

 

 ※これらの木は今後画像や採集出来た等のデータが入手しましたら、随時追加アップしていく予定です※

 

番外編:熟した実にあつまる木

【イヌビワ】

イヌビワ6
細いイヌビワの若木の全体像

 

イヌビワ1
ある程度の太さのイヌビワの木

 

イヌビワ2
イヌビワの樹皮

 

イヌビワ3
イヌビワの葉

 

イヌビワ8
イヌビワの葉:表側

 

イヌビワ9
イヌビワの葉:裏側

 

イヌビワ4
イヌビワの実

 

イヌビワ7
イヌビワの実

 

イヌビワ5
イヌビワの熟した実

 

イヌビワ実1
イヌビワの実の拡大画、こんな大きさ

 

イヌビワ実2
イヌビワの実の断面

イチジクに似ている。水分多めで、ほのかな甘みがある

 

<Shiho採集実績>

カナブン、シロテンハナムグリ、カブトムシ

 

イヌビワの木。この木の場合、樹液に集まるというよりも、熟した実に集まる事があります。私が通う採集フィールドでもよく見かける木で、熟すと黒い実がなります。熟した実は水分を多く含み、甘みがあり、イチジクに似たような感じがします。

熟した実には、クワガタ、カナブンやシロテンハナムグリ、時にはカブトムシさえ集まることがあります。実際私もカブトムシが顔を突っ込んで食べている所を何度も見ています。

 

IMGP7571
イヌビワの熟した実に付く小型のコクワガタ♂

 

人間も食べられるイヌビワの実。ごちそうとなるのは人間だけではないようです。鳥達も好物なようで、黒く熟した実は発見が遅れると次々と食べられてしまいます。

木(樹液)に集まるわけではないのですが、カブトムシ等は集まることがあるので今回番外編として、掲載しました。

クワガタムシの採集は難しいかもしれませんが、カナブン系、カブトムシが好きな方には要チェックかも。見かけたら一度チェックして見るのも良いかと思います。

 

 

如何でしたでしょうか?
今回、クワガタムシ、カブトムシが集まる木の紹介をさせて頂きました。勿論、この他にもクワガタムシ、カブトムシが集まる木はまだまだ沢山あるかと思います。今回はあくまで一部のご紹介となりますことをご了承下さいませ。

どの木も立派にクワガタムシ、カブトムシを集めてくれる木です。ただここで一つ注意してほしい事があります。

日本全国、様々な場所において集まりやすい木はそれぞれ異なる事だと思います。今回ご紹介したデータはあくまで私:Shihoが実際に私が通うフィールドにて実際に採集して感じたものを元に書いていますので、このデータが必ずしも正論ではないことをご理解&ご了承下さいます様お願い申し上げます。

 

また確実な正式名称は只今勉強中です。上記でも書きましたが、今回ご紹介した木も、もしかしたら正式な名前が間違っているかもしれません。

ただ<採集実績>がある木は間違いなく私が実際に採集したことのある種類の木ですので、この画像の様な木を皆さんのフィールドで探してみて下さいませ。きっとそこには皆さんの大好きなクワガタムシ、カブトムシがいることだと思います。(^^)

 

※この方法はあくまで私自身のやり方です。
 人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。

 

※ 採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、 無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)

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