月夜野きのこ園

名人Shihoプロフィール
Shiho
月夜野きのこ園 クワカブ飼育担当
クワカブ歴50年、経験種数400種超! 「名人Shiho」として親しまれ、TBS「Nスタ」やNHK前橋に昆虫ハンターとして出演経験も。

2003年より飼育日記を執筆中。本格飼育30年の経験を活かし、YouTube「月夜野クワカブch」では月2回のライブ相談室も開催しています。


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有限会社 月夜野きのこ園
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※基本日曜祝日が休園です。詳しくはHPでご確認下さい

クワガタ、カブトムシの冬場の温度管理 (簡単に作れる自作の簡易温室紹介)

簡易温室 発泡スチロール

毎年恒例!冬場の温度管理方法。
Shiho自作の簡易発泡スチロールによる簡易温室の紹介です。

あらかじめ御了承を得たいのですが、この記事は毎年紹介しておりますので、何度もお目にかかられた方も多いと思います。

ですが、今年からはじめられたクワカブ初心者の皆様や当日記を初めて御覧になられている方達の為に少しでもお役に立ちたいと思い、しつこいながらも今年も紹介させて頂きたいと思います。

一部追記事項もありますが、大体の内容は例年と同じ重複しております。御理解&御了承の程よろしくお願い致します。

 

10月に入って日々だんだんと寒くなってきました。日中はまだまだ暑い日もありますが、 朝夕はめっきり涼しくなりました。外国産のクワカブにとっては日本の冬は寒さの厳しい時期です。

日本の虫は、元々この日本の四季のある環境に順応しており、氷点下になる冬でも乗り越えられる能力を持っています。ですが、外国産の虫についてはこの能力は持ち合わせておらず(一部例外もある)、日本の虫と同じように常温飼育をしてしまっては、 かなり動きが悪くなり、場合によっては死亡してしまいます。

それではどうすれば良いのか?
答えは温度管理をしてあげれば良いのです。

簡単に答えてしまいましたが、この温度管理、結構大変で苦労している方も多いと思います。

 

大量に虫を飼育されている方等は、一部屋ごと空調(エアコン)による温度管理をされている方が多いようですが、少量を飼育されている方、 電気代を考えて一部屋エアコンを常時つけられない方も多数いらっしゃると思います。

そんな時は「簡易温室」を作ってみるという手があります。
簡易温室には、ガラス温室を利用した立派なものもあれば、メタルラックにビニールをかぶせたもの、 ダンボールや発泡スチロールを工夫して作ったもの等、工夫次第で色々手作りする事が可能です。

 

今日はその中で少量飼育の方の場合を想定して、発泡スチロールでつくった簡単な温室をご紹介します。

 

【3つの発泡スチロールを使用した小型簡易温室】

 

まず同じ大きさの発泡スチロールを用意します。

img_20120921T111549984

 

3つの発泡の内、2つを底面をカッターでくり抜き、キャンプ等で使用するバーベキュー用の金網をおきます。

img_20120921T111551000

 

残り一つは一番底面になるのでそのままですが、温度源となるものを置きますので、コードの穴を開けます。 今回は電気あんかを温源に使用しました。

img_20120921T111551625

 電気あんかの下には少しでも熱を上に上げる為に、アルミ箔シートを下に敷き詰めました。

 

コードの穴の隙間部分は切り取った発泡スチロール部分を少し小さくして再度はめ直すとよいでしょう。

img_20120921T111552187

 

3つそろって下のような感じです。

img_20120921T111552750

 

後は重ねて、2つの段の上に飼育する虫を置くだけです。

img_20120921T111553343

 

この温室は小さいので多数の数は置けません。
また温源も電気あんかと比較的弱めの温源であるため、外気温が凄く寒い場合には、中が低くなる場合もあります。 置く場所などを選んで、 適温になるように調整しましょう。

 

 

<理想の温度帯>

温室が完成しましたら、必ず温度テストをしましょう。
どこにお住まいか、またどんな場所に置くかでも温度はかなり違ってくると思われます。

 冬場でもクワガタ、カブトムシを活発に活動させるには、

15~28℃

大きく言うと、この温度帯をキープが必要かと思います。

※虫の種類によっては活発な活動温度帯は異なります。
 それぞれの飼育種に合わせて更に細かく調整して下さい。

 

テスト実験してキープ温度がもう少し低いならば

・もう少し暖かい部屋に移動させる
・外側にアルミシートをかぶせる
・加温器をもう少しグレードアップさせる
・発泡スチロールの容量を少し狭くする

等の対処をして、ご自分のお住まいに合った調整法を考える必要があると思います。

 

 

<温度確認方法>

中に温度計を1つ入れて確認すると良いと思います。

弊社でも販売している「室内室外温度計」ならば、先端のセンサーの部分だけを小さな穴を開けて差し入れておけば外側からでもすぐに内部の温度が分かるので便利です。

温度計

室内室外温度計

 

また昔小学校の頃位に実験などでよく使っていた30cm位の長い温度計などでも発泡スチロールの上面から突き刺しておけば、外側からでも確認出来るので便利だと思います。

 

 

<通気確保>

また空気確保の為、発泡スチロール上面に小さな穴を2つ位開けておくと良いと思います。
元々そこまで保温能力は高くないので、大きめの穴は避けた方が良いでしょう。

 

 

この様な感じで小型のものならば結構簡単に作れます。
後は飼育の数に合わせて土台を選び、それにあった温源を選択するとよいでしょう。

温度が高く上がりすぎるような温源(小型電気ヒーター)等は、 コンセントとの間にサーモを接続して温度設定をしてあげれば、 一定の温度を保つ事も可能かと思います。

 

また、より広く、ちょっと本格的なものを作りたいならば、弊社でも販売している「組立式簡易温室 グリーンキーパー」を使用すればより簡単に簡易温室が作れます。

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一番下の棚に温源となるものを入れて後は密閉するだけ・・・。
温源とサーモを接続してコンセントに差し込めれば、容易に温度管理が可能です。また内部に小型ファンを入れれば空気も循環して全体的にムラなく温度管理が出来るでしょう。

 

ご紹介したのはあくまで簡易温室ですが、以外となかなか役に立つものです。しかし上記でも書きましたが、皆様の住んでいる地域地域によっては能力に差が出てくることもあります。

例えば北海道で使用するのと九州、沖縄で使用するのとでは全然違ってきます。それぞれの管理する場所にあった温室作りが大事だと考えます。しっかりと温度対策をして厳しい冬を頑張って乗り切りつつ、クワカブライフを楽しみましょう。

 

※この方法はあくまで私自身のやり方です。
 人それぞれによって考え方や方法等は異なると思います。
 あくまで参考例として見ていただければ幸いです。

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