月夜野きのこ園

名人Shihoプロフィール
Shiho
月夜野きのこ園 クワカブ飼育担当
クワカブ歴50年、経験種数400種超! 「名人Shiho」として親しまれ、TBS「Nスタ」やNHK前橋に昆虫ハンターとして出演経験も。

2003年より飼育日記を執筆中。本格飼育30年の経験を活かし、YouTube「月夜野クワカブch」では月2回のライブ相談室も開催しています。


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有限会社 月夜野きのこ園
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コバエ・ダニ・線虫についての考え:パートⅢ

クワカブを育てていますと、様々な原因で悩ませられる事が多々あります。最近よく線虫・ダニ・コバエ等に関して質問がありましたので、 この日記上で触れたいと思います。

実はこの手の話題は過去に2回ほどこの日記上で触れております。私Shihoの考え方は今も昔も変わっておりませんので、 書いている事は内容が重複になりますが、初めてこの日記を御覧の皆様のお目にかかれればと思います。御了承下さいませ。

※この意見はあくまで私、 Shihoの考えですので一般論ではない事を御了承下さいませ。

まずは2007/11/07の日記に記載した時の文章をご紹介します。(一部改正している箇所もあります)

キノコバエは、「キノコ」という名前がついている通りキノコ系マットを特に好みます。ですので、弊社で販売している「きのこマット」 は菌糸系のマットですので、コバエが集まってくる率は高いです。

コバエ、ダニ、線虫についてはクワガタ、カブトムシを飼育している方にとってはの永遠の課題ですね。私的考えとしては、対策は、 いかに外部より侵入する事を防ぐかだと考えています。

使用するケースの空気の抜け道の密封性を考えるとかなり目の細かいのが理想です。ですがそうなると今度は逆にケース内の蒸れや結露、 酸欠の心配が出てきます。水分多めを好む線虫などの発生の確率も上がってきます。

キノコバエによるマットの劣化は確かに嫌ですが、線虫出現による酸欠はもっとやっかいだと考えています。

じゃぁどうすれば良いのか・・・・。
正直な考え、情けない話ですが、こが最良という良策はないのが現状です。
どれも一長一短ですので、その辺をお客様がどこまで譲歩できるかを考えながら飼育していくしかないと考えております。

元々クワガタやカブトムシは天然野外で生息している昆虫。自然界ではダニやコバエ、 線虫などの雑虫はごく当たり前のように共生しています。

それを我々人間の都合で狭いケース内で鑑賞用として育ててる無理があります。ケース内を外部と同じ環境に近づければ近づけるほど、 やはり外部で共生している虫達も集まって来てしまいます。

確かに家の中で他の雑虫が発生するのは嫌です。可能なものならばクワガタ、カブトムシだけキレイに飼育していたいものです。 ですが現状はそうはいきません。
ここのところをどう考えるか・・・。

どんな答えを出してもこの問題に正解はないと私は考えています。そこは飼育者一人一人の考えやモラルによるものだと私は考えています。
難しい話になってしまいましたが、これはあくまで私Shiho的考えですので個人的意見として読んで頂ければ幸いです。(^^)

いかがでしょうか?

明確な解答がないこの文面の内容を御覧になられて、御覧になった皆様からは様々な意見が出てくると思います。
それはやはりそれぞれの方が皆異なった考え方や飼育理念をもっているからだと考えます。

私も一飼育者としてクワガタ・カブトムシ以外の虫が発生するのは厄介な事だと思いますので良くわかります。 しかしながら現状ですとクワガタやカブトムシのみ飼育できるような発酵マットの開発は非常に難しい所です。

なぜなら クワガタ・カブトムシが好む環境は他の虫達も好む環境になってしまう事が多いからです・・・

私も長く色々とクワガタ・カブトムシを飼育して、ダニ・線虫・コバエ等のある程度の発生条件、傾向は分かってきましたが、 それでもなかなか防ぐ事ができません。

とはいいましても、飼育する上では他の虫達が出ないに越した事はありませんので、 何か良い方法を探して行きたいと思いますがなかなか手立てがないのも現状です。 皆様も様々なアイディアなどございましたら是非ご紹介下さいませ。私も一緒に勉強させて頂きたく思います。

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コメント

コメント一覧 (6件)

  •   シホさん、みなさんこんばんは(^-^)        コバエ、ダニ、線虫、必ずと言っていいほど、発酵マットから湧いてきちゃいますよね(T_T) どのメーカーのマットでも湧いてきます(T_T)/~  うちでは、効果があるか判らないですけど、とりあえず飼育棚に、キッチン用アルコールを定期的に振り掛けてます。あとはゴキブリホイホイとかも仕掛けたりします。思いのほか、コバエなどは減ってきてるように感じます。    幼虫飼育はこんな感じでやってます。       せめて成虫だけは、ダニ、コバエが発生しないように、マットの代わりにミズゴケを使用し、餌皿は自作で作る、杉、檜のサイズにあった角材を切断し、ゼーリーカップが入る穴をあけて、最後にトーチバーナーであぶり、よく水洗いして乾かした物を使用しています。      あとは餌交換の時に、餌皿が汚れていたら、さっと水洗いし、ティッシュで水分を拭き取ります。    こんな感じで成虫飼育を、うちではしています。   あまり参考にはなってないと思いますが(^o^;                 みなさんの害虫に対する、工夫、僕もききたいです(@_@;)

  • shihoさんおはようございます。 クワガタ・カブト以外の餌にならないマットと言うのは流石に難しいですね。 コバエの発生について月夜野さんの製品に気になるところが御座います、袋の側面数か所に開いている穴がとても大きい気がするのです。 コバエが楽に出入りできるだけの大きさで、自分も保管中に台無しにされたことがあります(袋の口は完全に閉じています) 他社の袋の空気(抜き)穴は針で開けた様なものであるのに対して、月夜野さんの袋の場合はよく見るとパンチで開けられていますね。 本当は飼育担当のshihoさんに製造工程の話を伺うのは場違いですが、意見も是非お聞きしたいと思います。

  • 発酵マットの袋の穴についてのお問い合わせを頂きまして有難うございます。 袋の穴・・・・。 確かにそこからコバエ、ダニ等が侵入してくる可能性はあると思います。本来な らば開いていない方が良いように思われます。 しかしこの通気孔口は非常に重要な役割をもっております。 ・発酵マットの再醗酵による運搬中の破裂防止 ・臭いが抜け難い発酵の防止 上記のような状況等を極力抑える為に必要不可欠なものです。 穴(通気孔口)については、上記の問題に対応できるように位置、大きさ、穴の 数を決め、均一性など考慮し現在の開け方になっているのが現状になります。 今後、発酵マットの袋については、社内でも色々とアイディアがありますので、 性能や価格など様々な角度から見て、より良いパッケージを開発できたらと考え ております。m(__)m

  • shihoさんご回答頂き有難う御座います。 これからも一ユーザーとして更なる発展を楽しみにしています。

  • どのマットからもハエが発生するということですが まったく発生しないマットもあります。 コバエシャッターなどのほぼ外部からハエが侵入できない状態の ケースからハエが発生するのは、やはり製造過程でハエが 産卵しているということだと思います。 で、対策ですが、冷凍が一番だと思っています。 レンジでチンか、冷凍の二つが最強部類の対策だと思いますが 私はレンジでチンはくさすぎて耐えられなかったので、冷凍することにしています。 冷凍ごときでハエは死滅しないという人もいるのですが、 一度凍らして、解凍。もう一度凍らす・・・と2回繰り返して見たところ この一年、ケース内にハエが発生したことはありません。 一度だけ凍らした場合は少量ですがハエが発生したので2度凍らすと 完璧という結論になりました。 ただ、家族の食材がある冷蔵庫だとマットを入れるのは少し難しいかなぁと思うので フリーザーを購入することをお勧めします。 まぁ、虫のためにそこまでできる人はごく少数だと思いますがw

  • いつもお世話になっております。私も、常にクワカブ飼育では、コバエ、ダニ、センチュウに悩まされ日々苦闘しております。ケースにハエトリグモを入れたり、コムカデを入れたりしてそれなりにコバエに対しては効果を得ています。しかし、センチュウについてはまったくその対策が見つかりませんでした。最近になってウィッキペディアより次のような記述を見つけました。「ヒラタケ科に属するヒラタケ属(Pleurotus)とヒメムキタケ属(Hohenbuehelia)の多くの種は線虫捕食菌であり、センチュウを捕らえて栄養分を得ている。捕食は粘着性の瘤を持つ菌糸によるもので、これを付近のセンチュウに付着させ、毒素を分泌する。」とあります。これからは、マットに菌糸を混ぜて実験してみようと思います。

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